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PDFとは?
PDF形式
PDFは、フォトショップやイラストレータといったソフト製品を開発している米国のAdobe
Systems社(以下Adobe社)が規程したデータ形式(フォーマット)の名前です。ポストスクリプト(PS)という名称をよく耳にしますがこれも同社が規程したデータ形式の名前です。PDFはPortable
Document Formatの頭文字をとったもので、文字や画像などを含むドキュメントデータ類をこのデータ形式にすることにより、様々なメリットが生まれてきます。
データ形式の違い
同じアプリケーションソフトのデータでもMac版とWindows版ではデータ形式が異なりますし、ソフトが違えば、例えば一太郎とWordではデータ形式が異なるのは御承知の通りです。当たり前ですがWordで作成したデータを別のパソコンで見るにはWordのソフトが必要ということです。数多くのアプリケーションソフトのデータを見られるようにするためには、それらのアプリケーションソフトを全て購入して用意しておかねばなりません。
他の人にデータを渡す場合MS-DOSのテキスト形式で渡すということが良くありますがこれもデータ形式の名前です。このテキスト形式で渡せば最低限文字データだけはほぼ正確に伝えることができるので多用されていますが、体裁は全く伝わりません。
Acrobat
様々な形式のデータを一定のフォーマットのデータに変換して、そのデータを専用のビューア(表示ソフト)で見られるようにしたのがAdobe社のAcrobatというソフトウェア群です。Acrobatには、様々なデータをPDFデータに変換するツール(Acrobat
DistillerおよびAcrobat PDF Writer)、変換したPDFデータを編集・加工するツール(Acrobat Exchange)、PDFデータを画面表示したりプリントするビューア(Acrobat
Reader)があります。Acrobatの日本語版はMac版とWindows版(95とNT)があり使用するOSに合わせて選択できます。(英語版はそれに加えてUnix版もあります)
Reader
Acrobatのソフトウェア群のうち、PDFデータを画面表示したりプリントするためのビューア(表示ソフト)であるAcrobat Readerだけは無償で配布されており、誰でも手に入れることができます。これはインターネットのブラウザー(ネットスケープナビゲータやインターネットエクスプローラ等)のβ版等と同様に、インターネットや雑誌の付録のCD-ROMなどで入手できます。また、PDFデータを使ったCD-ROM等を制作する場合、そのCD-ROMの中にAcrobat
Readerを入れて配布することもできます。
←クリックすると、Acrobat
Readerをダウンロードできます。
体裁
様々なデータがPDFデータになっていれば、Acrobat Readerを使ってそのデータを作成した通りの体裁で見ることができるわけです。Wordで作ってあろうが一太郎であろうがあるいはDTPで作ったものであろうが関係ありません。テキストだけでなくイラストや画像等を含むオリジナルの体裁を再現できます。作成したドキュメントデータをAcrobatでPDFデータに変換してネットワークやディスク類などで送付し、それを受け取った側でそのデータをAcrobat
Readerで表示すれば作成されたドキュメントがそこに再現表示できるわけです。
MacintoshとWindows
パソコンと言ってもMacintoshやWindowsなどその人によって使っているパソコンのメーカーもOSも異なるでしょうし、ワークステーションのUnixを使っている人もいるでしょう。この違いによってソフトやデータの互換性が保証されないというのが一般的ですが、PDFデータはこれらの違いにおいてもデータの互換性があります。Macで作成・編集したDTPのデータをPDFデータにすることによりWindowsで表示することも可能です。
画面表示、プリント
プリント PDFデータは高品質な画面表示ができますし、それをプリントすればほとんどオリジナルに近い品質でプリントすることができます。一般的なFaxなどよりもずっと高品質ですし、カラー画像も扱えるためドキュメントの伝達方法として活用できます。また、画面内での拡大・縮小表示にも対応しており、文字やイラストを拡大しても線が荒れることなく高品質に表示できます。画面で確認した上で必要に応じてプリント出力すれば良いため、ペーパーレス化や書類配付負荷の軽減にもつながります。
マルチメディア
PDFデータは単にオリジナル体裁を再現できるだけでなく、マルチメディア対応の機能付加が可能です。その一つはハイパーリンクという機能で、これはページ上に任意のエリアを指定し、そのエリアをクリックすると他のページや他のPDFデータ、あるいはインターネットのホームページ等へ移動することができる機能です。例えば目次や索引の項目一つ一つにリンクを設定しておけば、その項目をクリックすることにより目的のページが表示されるといった使い方ができます。
もう一つの機能は作成したPDFデータに映像や音声データを付加することができるという機能です。マルチメディアの特長とも言える映像や音声の付加によって、よりマルチメディアらしい表現が可能となります。
セキュリティの設定
セキュリティの一つにパスワードの設定があります。PDFデータ作成時にパスワードを設定しておくと、そのデータをAcrobat Readerで表示しようとする時にパスワードの入力を要求してきます。もちろん正しいパスワードを入力しないと表示できません。特定の人にだけデータを配布・開示したい場合に有効です。また、画面表示はできてもプリント出力ができないように設定することもできます。
PDFデータのテキストデータは文字コードで表現されており、通常のワープロ等のデータと同様です。従っていわゆるコピー&ペーストの操作で他のアプリケーションソフトに部分的にコピーすることも可能です。テキストに限らずイラストや画像等もコピー&ペーストすることができますが、セキュリティの設定によりこのような編集・加工作業を許さないようにすることもできます。
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